都タタミとは

保温性・クッション性に優れ、吸湿作用も持ち合わせた本格的床暖房用畳です。

○ 24mm厚で熱伝導性が良く、乾燥や収縮も少ない構造。

○ 畳本来の風合いや機能を損なわず適度な弾力を持ち高級感・耐久性に優れている。

○ 加工が大変しやすく表替えが可能。

 床暖房用「都タタミ」は、昭和51年(1976年)に古河電気工業(株)からの要請を受け開発・発売致しました。
 現在では大阪ガス・東京ガス・東邦ガス・古河電工等各種メーカー対応の床暖房用畳床として全国的に広く認知されるまでに至りました。当社の製造・販売する【都タタミ】と他社製品との違いは、「従来の一般的な畳としても使えるか?」という点にあります。
 床暖房を使用しない季節には従来の畳と何ら遜色の無い製品であり、熱効率を上げる為に本来の畳が持っている機能や品質を損なわず、吸湿作用と適度な弾力を持たせることを当社独自の構成材料により実現致しました。これにより冬期暖房使用時には、熱効率が良く、保温性・耐圧縮性に優れた床暖房用畳であり、オフシーズンには一般的な厚畳と変わらない天然の風合いと感触が得られます。
 都タタミは、一般の畳床と同様に加工し易く、表替えが可能な点も全国の畳店及び消費者の皆様より高く評価されております。「都タタミ」は、当社の技術・知識・経験を結集し製品化した床暖房用の畳床です。

床暖房について

人間が暖かいと感じるのは、温度と輻射のバランス、言い換えれば赤外線(輻射熱)の量が少ないときは室温を上げなければならず(温風暖房)赤外線の量が多いときには室温が低くてすみます。なお、床暖房は快適性についても良いといわれています。輻射床暖房には次のような長所があります。

○ソフトで快適性にすぐれている。
○暖房装置が完全に隠されていて室内スペースをフルに使える。
○床面が暖かく、また室内空気温度のムラが少ないため底冷えや頭の火照りがない。
○乾球温度が低いため、乾燥することが少ない。

<床暖房>は、足もとからポカポカと暖まるばかりでなく、お部屋の上下の温度差が少ない理想的な暖房方法です。
※ヘリなし畳の場合、隙間があきやすいので推奨致しません。

 都タタミの取付

畳に仕上げるタイプは2種類あります

床の寸法 厚み×幅×長さ
江戸間(五八)F1タイプ 22×910×1820mm
F2タイプ 18×910×1820mm
関西間(本間)F1・F2共通 1000(幅)×2000(長さ)mm
畳の寸法
江戸間 880mm×1760mm
関西間 955mm×1910mm
 構成材料及び注意事項

使用材料はいずれも精選したものを使っています

畳は告示対象外製品です。お客様に安心してお使い頂けるように、「都タタミ」の構成材料はF★★★★を採用しております。

MFボード 吸湿や放湿などの独特の呼吸作用を行う特殊厚紙
不織布 クッション材
ベニヤ板 単板、合板
インシュレーションボード 通気性・調湿性・防音性に優れた木質繊維板
※穴は直径1cmで5cm間隔でボード全体にあけております
片面シート クッション性と通気性を備えた紙加工品(片面ダンボール)
裏シート 特殊な手法によるポリスチレン発砲シートの片面に強力なクラフト紙の厚物をラミネートしたシート
 施工上の注意

・床暖房用畳床は、床に急激に温度をかけるため乾燥して「畳寄せ」、「畳床」が縮みを生じることがあります。
 施工される時は、畳寸法より少しきつめに施工してください。
・畳表は麻引をご使用してください。(縫着も可能です)

 取り扱い注意

・過温使用、長時間使用または他の暖房器具と併用される場合は、室内の乾燥に特にお気をつけください。
 スキ間の発生の原因となります。加湿器などをご使用になりお部屋の乾燥を抑えて頂くことをお勧めいたします。
・直射日光を長時間当てますと畳表の変色・傷みを早めることになります。できるだけ直射日光は当てないでください。

 伝熱特性の実験

床仕上げ材各種の伝熱特性を比較するため、環境試験室にて実験を行いました


都タタミ(F2タイプ)床暖房性能試験におけるタタミ表面温度と室温データ

実験方法
場所:環境試験室(敷設率70%以上)
設定温度:外気5℃設定
使用設備:小根太入り温水マット

 施工例
 ご注文方法
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